英労働党のミリバンド党首は3日、幹部に過度の高額報酬を支払うのは「腐った」習慣だと強く批判し、自制するよう銀行業界に促がしました。ロイター通信主催の後援会で語りました。同氏は、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のハンプトン会長が140万ポンド(約1億7000万円)相当の賞与を辞退したことを評価。その上で、民間銀行も少なからず政府からの保証を受けていると指摘し、「他のすべての銀行も自制を示すべきだ」と求めました。現在、同国では来週予定される、バークレイズ銀行の米国人最高経営責任者(CEO)のダイヤモンド氏に対する340万ポンドと見積もられる昨年分の賞与の支払いの行方が注目され体増す。

ミリバンド氏は「金融危機を引き起こさなかった人びとが(危機による結果の)対価を支払っている。そして多くの人が、危機を引き起こした人間が対価を支払っていないと感じている」と述べ、銀行幹部の賞与に対する新たな税を要求しています。
【2012年2月5日付「しんぶん赤旗 」に掲載】