渡辺防衛副大臣は2日、過去5年間の各種選挙ごとに、沖縄防衛局長が幹部出席の局議で投票を呼びかけていたことを発表。真部局長は2010年9月の名護市議選でも選挙権をもつ職員を集めて「講和」をしていたと認めました。衆院予算委員会に提出された報告によると、今回の「講和」では新基地建設を推進する防衛局の立場と、各候補者の政策の違いなどを説明したことを認め、事実上、自公推薦候補への投票を促がしていました。

笠井亮議員は「講和の記録がない」とした今回の調査のデタラメぶりを指摘し、真部朗局長の証人喚問など徹底究明を求めました。その上で、防衛相の訓令を示し、「服務指導の一環」である「講和」の記録は「行政文書」として一定期間保存しなければならないと指摘。「記録が作成されていないことは規則上ありえない」とのべ、「要旨」の公表で「ごまかせると思ったらだめだ」と批判しました。渡辺周防衛副大臣は「規則にのっとって記録してあるはずとの認識は当然。もう一回確認する」と答弁しました。
【2012年2月3日付「しんぶん赤旗」に掲載】

松下ゆたかのコメント

一連の経過が明らかになるにつれ、単に真部局長個人の問題ではないことがはっきりしてきました。政治も含めて大掛かりな「ぐるみ選挙」のほころびが発覚してしまったということでしょう。国家権力のどす黒さを抉(えぐ)り出し、徹底的に解明することが肝要です。

それにしても、共産党の奮闘に感心します。この貴重な議席を2倍にしたいものです。いま、おもしろい!!「しんぶん赤旗」をぜひ、お読みください。赤嶺政賢衆院議員と内部告発された◎◎さんにあっぱれ!