英国で保守党と連立政権を組む自由民主党党首のクレッグ副首相は26日、低所得者層への所得税免除の範囲拡大を急ぐこととあわせ、それに伴う財政措置として高級住宅を所有する富裕層への課税と脱税取締りの強化を政府に求めました。クレッグ氏はロンドン市内での講演で「家計は非常事態に近づいている。政府は素早い対応が求められている」と主張しました。
保守党主導の英連立政権は、自民党の要求に応じ、2015年までに所得税の非課税限度額を年収1万ポンド(約121万円)に引き上げる計画で、来年度は現行7475ポンドから8105ポンドに引き上げられる予定です。しかしグレッグ氏は、来年度予算案が発表される3月21日までに、引き上げ額をより高くしたい考えです。所得税免除にかかる費用は、非課税限度額が8105ポンドで12億ポンド、1万ポンドでは90億ポンドになると見積もられています。<後略>
【2012年1月28日付「しんぶん赤旗 」に掲載】
保守党主導の英連立政権は、自民党の要求に応じ、2015年までに所得税の非課税限度額を年収1万ポンド(約121万円)に引き上げる計画で、来年度は現行7475ポンドから8105ポンドに引き上げられる予定です。しかしグレッグ氏は、来年度予算案が発表される3月21日までに、引き上げ額をより高くしたい考えです。所得税免除にかかる費用は、非課税限度額が8105ポンドで12億ポンド、1万ポンドでは90億ポンドになると見積もられています。<後略>
【2012年1月28日付「しんぶん赤旗 」に掲載】