2011年末時点の世界のヘッジファンド業界の運用資産残高が2兆ドル(約154兆円)を超え、年末ベースで過去最高だったことが19日、米調査会社ヘッジファンド・リサーチの調べで明らかになりました。

HFRによると、運用資産は2兆81億ドルと、前年末比907億ドル増加しました。内訳は、正味の資本流入が706億ドルと07年以来の高水準に達し、運用利益による増加分が201億ドルでした。
【2012年1月21日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

昨年は欧米の金融不安で苦しめられました。その度に莫大なマネーが投入されましたが、銀行は潤っても経済が好転しません。マネーが庶民に回らず、投機マネーと化し、世界経済を撹乱しています。資本主義の末期症状の表れです。投機マネーに課税をし、庶民の暮らしを温めること。“金は天下のまわりモノ”こそ経済再生の基本です。