日本共産党東京都委員会 が16日、都庁内で開いた記者会見で、参院選東京選挙区候補の吉良(きら)よし(佳)子 さん(29)=新=が、東京選挙区での議席回復をめざす決意を語りました。吉良よし子 さんは、今年度に卒業予定の大学生の就職内定率が59・9%と極めて低い「就職氷河期」にあり、学生は内定をとるために百数社受けることが当たり前という異常な事態を指摘。吉良 氏も60社受けて1社の内定をもらった苦労や、友人の多くが就職先・進路が決まらず卒業した経験を紹介。池袋派遣村などの相談活動で仕事も家も失って相談に来る同世代の若者との出会いの体験を語り、「未来を担うべき若者が働けない、非正規でしか働くことができない、何かあれば真っ先に解雇されるような社会は絶対に許せない」と強調しました。

吉良 さんは、企業の社会的責任(CSR)活動のリポート作成に携わる仕事をするなかで、企業が「コスト」を理由にうわべの地球温暖化対策しかしない実態を目の当たりにしました。福島原発事故にもふれ、「企業が利益追求に走り、国民のいのちを守る責任を放棄し、それを政治が許してきた」と歴代政権と民主党政権を批判。「若者が希望をもって働ける就活雇用ルールをつくりたい。原発事故を起こすような企業の横暴を絶対に許さない、国民のいのちとくらしを守るルールをつくりたい」と抱負を語りました。

また、民主党政権が「国民のくらし第一」の公約を投げ捨てて、消費税大増税を推進していることを批判。「99%の国民のための政治ができるのは日本共産党 であり、私です。全力をあげて頑張ります」と結びました。
【2012年1月17日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

吉良よし子 さんは、私の知人の友人です。埼玉でも近日中に参院選の候補者を発表します。「政治を変えたい」と考えている多くのみなさん、試されずみの共産党 の候補者を応援してください。国民の利益を守りぬける国会議員をつくるために、力をお貸しください!