野田佳彦首相は5日、財界3団体の新年祝賀会パーティに出席し、社会保障の切捨てと消費税の段階的増税を一体改革」を推進する決意を、財界人を前に披露しました。首相はあいさつで「税と社会保障の一体改革」について、「なんとしても大綱をつくり、年度内に法案を提出させていただく」としました。衆院議員定数の削減や公務員人件費の削減についても「通常国会の冒頭で結論を出していきたい」と強調しました。

パーティの後、財界3団体は合同記者会見を行いました。

【米倉弘昌経団連会長】ー「首相の考えは全然ぶれていない」と評価。「社会保障の給付の効率化、重点化に向けて踏み込んだ対応をしていただきたい」として、さらなる社会保障切捨てを求めました。

【長谷川閑史経済同友会代表幹事】ー「(「一体改革」は)ハードルは高いと思うが、実現することを望みたい」。

【岡村正日本商工会議所会頭】ー環太平洋連携協定(TPP)について「万全の体制でやってほしい」と日本の交渉参加を強く求めました。
【2012年1月6日付「しんぶん赤旗 」に掲載」】

松下ゆたかのコメント

結局、首相も財界首脳も99%犠牲の政治を、年頭に宣言しただけの話しだ。国民に背を向け、国民を踏みつける政治に未来はありません、庶民を苦しめれば苦しめるほど、国民の購買力(買う力)が失われ、経済が縮小し、下りのエスカレーターに乗って地底に転がり落ちていくのである。ここまで行き詰まっても、「▼▼のひとつ覚え」丸出しで恥ずかしくないのか?財界がつくった「▽▽政経塾」1期生卒業のドジョー内閣の限界だ。

99%ハッピーの日本をつくために、99%の国民がスクラムを組み、立ち上がりましょう。腐りきった政治と決別するためには、清潔な日本共産党 を国政選挙で大躍進させることがどうしても必要です。一度、「しんぶん赤旗 」を入手して読んでみてください。あなたの心にヒットする記事が必ず見つかると確信します。

正月2日の朝、「赤旗 」日曜版の読者の方から「すばらしい新年号だ。知人にすすめたいので、宣伝紙を6部ほしい」とのお電話をいただきました。宣伝紙のほしい方は、お近くの党の事務所か、中央委員会 にご連絡してください。