第58回東京箱根間往復大学駅伝競走は2日、東京・大手町をスタート、往路5区間で激しいレースが展開された。

1区では早稲田が出足よく2位以下に大きく差をつけたが、東洋大が順位を上げ3区でトップに躍り出て、5区の山登りのスペシャリスト・柏原竜二にタスキを手渡した。福島出身の柏原は、「スランプの昨年、郷里の人びとの励ましで自分を取り戻すことができた。今度は東北の皆さんに恩返ししたい」と決意。箱根の山を一歩一歩踏みしめゴールに駆け込んだ。自身の記録をさらに短縮し、1時間16分39秒の新記録を飾った。東洋大も往路4連覇で新記録をつくった。被災地と日本中を元気にしてくれた東洋大チームと柏原竜二選手にあっぱれ!