岩手県の沿岸被災地へクリスマスプレゼントを届ける「サンタが100人やってきた!プロジェクト」が24日、大槌町の仮説商店街で行われ、訪れた子どもたちにプレゼントが手渡されました。

同プロジェクトは遠野市で被災地支援を続けるNPO法人「遠野まごころネット」が企画。23日から25日まで、仮設住宅や仮説商店街、小学校、公民館で合計約2万個のプレゼントを配ります。

大槌町の大槌北小学校の校庭につくられた仮説商店街で、母親の後ろに隠れ恥ずかしそうにサンタに近寄ってきた篠崎愛華さん(8)は、プレゼントをもらうと笑顔を見せました。「よかった。ノートとお菓子が入っている」

ボランティアに参加したマレーシアから東京工業大学に留学しているロー・チュン・タイさん(26)は「(プレゼントは)津波を経験した子どもたちに、、大丈夫だよ、安心していいよと思いを込めながら渡している」とはなしました。
【2011年12月25日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

私はいま、25日午後3時半のTBS「報道の日」という番組を見ながら、記事を書いています。3月11日の震災発生直後の映像、大津波に飲み込まれていく沿岸地域のすさまじい様子が映し出されています。この巨大津波で一瞬にして町が飲み込まれ、家も車も船もそして多くの人命が失われていったことを、もう一度脳裏に焼き付けています。こんなむごい事が本当に起こってしまったのですね・・・

私たちは、生き残った人をしっかり支え、何よりも復旧・復興に全力をあげることが最優先です。共産党や民主勢力は、この9ヶ月間、2万人以上のボランティアが現地で救援活動に全力をあげてきましたが、これからもこの大災害を風化させず、力をあわせましょう。今回、100名のサンタクロースになって、子どもたちにプレゼントを届けてくれたみなさんに心から感謝します。本当にありがとう!