消費増税について《せざるを得ない》決断だ」として、国民におしつける全面広告が4日の新聞に一斉に掲載されました。内閣府によると、今回の全面広 告は広告代理店の電通に委託し、「読売」「朝日」「など全国紙や「北海道」「東京」などブロック紙、「信濃毎日」「宮崎日日」など地方紙を含め、71紙に 掲載されました。広告費の総額は約3億円に達しました。
この全面広告は野田佳彦首相とラジオパーソナリティの女性が語り合うという政府広報です。しかも野田首相は対談の中で、法人税を減税することには頬 かむりしています。「政権担当期間中は消費税を増税しない」との公約を棚に上げて、“消費税やむなし”と国民に刷り込む広告に国民の血税を3億円もかける のは許されるものではありません。
【2011年12月8日付「しんぶん赤旗 」に掲載】