<OECD>貧富の格差、過去30年で“差”最高?!
/各国で課税強化=財務省が資料作成
経済協力開発機構(OECD)は5日、加盟国での貧富の 格差が過去30年で最高に達したとして、これを是正するために富裕層への増税をすべきだと各国政府に提言しました。報告書によると、加盟国全体で上位 10%の平均所得は下位10%の9倍に達しており、伝統的に貧富の差が小さかったドイツやデンマーク、スウェーデンでも1980年代の5倍から、現在は6 倍に広がりました。日本の上位10%の平均所得は下位10%の10倍で、90年代の8倍より広がりました。報告書は「所得に占める最富裕層の割合の増加 は、この集団が、より大きな租税能力を持っていることを示している」と指摘。「富裕層に公正な比率の税を負担させるために、所得再配分における租税の役割 を再検討すべきだ」と提言しています。
【2011年12月7日付「しんぶん赤旗 」に掲載】
/各国で課税強化=財務省が資料作成
経済協力開発機構(OECD)は5日、加盟国での貧富の 格差が過去30年で最高に達したとして、これを是正するために富裕層への増税をすべきだと各国政府に提言しました。報告書によると、加盟国全体で上位 10%の平均所得は下位10%の9倍に達しており、伝統的に貧富の差が小さかったドイツやデンマーク、スウェーデンでも1980年代の5倍から、現在は6 倍に広がりました。日本の上位10%の平均所得は下位10%の10倍で、90年代の8倍より広がりました。報告書は「所得に占める最富裕層の割合の増加 は、この集団が、より大きな租税能力を持っていることを示している」と指摘。「富裕層に公正な比率の税を負担させるために、所得再配分における租税の役割 を再検討すべきだ」と提言しています。
【2011年12月7日付「しんぶん赤旗 」に掲載】