兵庫県福崎町長選が4日投開票され、5期目をめざした日本共産党員 町長で「明るい福崎町をつくる会」の嶋田正義候補(76)=無所属=が、松岡茂利氏(58)=無所属=との一騎打ちを制して大差で5回目の当選を果たしました。嶋田氏は56・41%の得票率でした。日本共産党員 首長は全国で10人。県内では10月30日に初当選した工藤崇上郡(かみごおり)町長に続いて当選しました。


当選の報が入ると、駆けつけた支持者から握手攻めの嶋田氏は「ここにご参加いただきましたすべてのみなさんに心からお礼を申し上げます」とあいさつ。これからの4年間は「選挙で掲げた公約を誠実に実行したい。みなさんのご期待に添えるよう力いっぱい頑張ってまいります」と語り、歓声と拍手に包まれました。


嶋田候補は、就任以来「もちむぎ食品センター」と商工会をめぐる不正経理にメスを入れ解決させたことや、遅れていた公共下水道整備の推進などの実績を強調。福祉、子育て、医療のまちづくり、自然災害にも強いまちづくりをすすめる政策を掲げ、公正・明朗で住民の利益第一・住民参加の町政運営を貫くと支持を訴えました。

【2011年12月5日付「しんぶん赤旗 」に掲載】


松下ゆたかのコメント

日本の政治がどんどん悪くなる中でも福崎町の住民は幸せですね。税金のムダ遣いを無くして、住民要求を最優先して町政をすすめてくれるのですから、党派を超えて応援したくなるのでしょう。こうした首長が全国に広がり、政令市や都道府県でも実現していきたいものです。さいたま市の市長選挙もあと1年余に迫りました。お金があるのに市民要求の実現に消極的な市長を変えさせるチャンスです。