国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは1日、エチオピア、タンザニア、ザンビアに対し、ブッシュ前米大統領が3国を近く訪問する際、同氏を人権侵害の罪で逮捕するよう求める声明を発表しました。ブッシュ氏は大統領就任時の2001~09年、水責めなどの方法による取調べを許可。アムネスティをはじめ国際人権団体は拷問を容認したものだと非難していました。

声明は「国際法は拷問の責任を負うべき人物に安息の地を認めていない」と強調。3国に対し、ブッシュ氏が訪問する際、逮捕するよう求めています。ブッシュ氏は今年2月、スイス訪問を取りやめていますが、拷問について訴えられる恐れがあったからだと人権団体ではみています。

ブッシュ氏は、拘束した「テロ容疑者」に対する水責めについて、米国本土に対するテロ攻撃を避けるためだと擁護していました。ブッシュ氏はがん対策の啓蒙(けいもう)のためアフリカ諸国を訪問する予定です。
【2011年12月3日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

“何人も国際法は遵守しなければならない”ということを、アメリカ大統領は知らなかったのか?それとも「思いあがり」か?--いずれにしても「ブッシュ容疑者」の烙印は一生涯消し去ることは出来ない。もし、ブッシュが訪日したら、日本政府はどういう態度を取るのだろうか?私は、「100%逮捕しない」と推察する。日米間には「核密約」の秘密協定があったように、“大統領の不逮捕特権”の密約があるのではないか??ーーもちろん、これは私の冗談。たとえ密約がなくても、アメリカ言いなり病に侵されている日本政府はブッシュを逮捕できないことは明らかだ。「地位協定」を理由に、犯罪米兵を見逃している国は日本以外にはない。ブッシュとドジョー内閣に喝ッ!