<前回のあらすじ>政党助成金は日本政治を悪くしている・・・

【宇野】政権交代後の政治の体たらくで2大政党制への不振が高まり、さらなる政界再編を求める声はたえません。しかし、社会に根のない政党同士がくっついたり、離れたりしても、しょせんはコップの中の嵐で意味はない。社会のどの部分に目を向け、根を張っていくか。政党は立ち位置をはっきりさせるべきです。

志位米国と財界中心の古い政治を変えるかどうか。ここで政党の立ち位置が決まってきます。社会への根という点では、国民の要求に即して、他の政党とも一致できる点で協力していく。私たちは、「一点共闘」と言っているのですが、TPP反対、原発ゼロ、普天間問題、独裁政治ストップなど焦点となる政治問題で、政党の垣根を超えて協力することを探求いています。
<この連載記事は、11月23日付「朝日」に掲載されたものです。あと2回で終了する予定です>