一川保夫防衛相は29日、田中聡沖縄防衛局長が米軍普天間基地「移設」先の環境影響評価書の提出時期にからみ、「(女性を)犯すときに『これから犯しますよ』というか」と発言した問題について、「弁解の余地はない」として田中防衛局長を更迭しました。当面、及川博之沖縄防衛極次長が代理を務めます。一川防衛相は会見で、「沖縄県と信頼関係を構築するための努力が失われかねないという大変重大なことだと認識している」と述べたものの、評価書について「今年中に提出する準備をするというのはいささかも変わらない」として、あくまで「年内提出」を準備する姿勢を示しました。
【11月30日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

本当にビックリしました。沖縄県民と女性を侮辱し、冒とくする暴言で「更迭」は当然です。この人物は、ほかにも「400年前の薩摩侵攻のときは軍がいなかったから攻められた。『基地のない平和な島』などありえない」「来年夏までに普天間『移設』が進展しなければ辺野古『移設』はやめる。普天間はそのまま残る」などと述べています。つまり、「失言」などというものではなく、防衛省の本音を語ったもので「確信犯」そのものです。しかも、まるで占領者のような上から目線の発言であり、地元高江の伊佐育子さん(51)は「自国の政府の人の言葉とは思えない」と、憤っています。この期に及んで「評価書の年内提出」など言語道断です。こういう野蛮な人間に「沖縄を守る資格」はありません。暴言をはいた田中某とともに米軍・海兵隊は荷物をたたんで、いますぐ沖縄から撤退せよ!野蛮人に大喝ッ!