沖縄県内で開かれていた2011年日本平和大会は27日、那覇市内の公園に約1600人が参加して閉会集会を行い、閉幕しました。名護市辺野古への米軍新基地建設に反対し、政府は建設の前提となる環境影響評価書を提出するな、などと訴え、集会後、パレードしました。

会場の緑豊かな新都心公園は、1987年に全面返還された米軍基地の跡地。現地実行委員会の大城郁男副委員長は「県内移設では、沖縄の未来も発展もありえない」と述べ、普天間基地の無条件撤去を要求。マイクを握った海外代表g日本語で「基地いらない」とスピーチを結ぶと参加者から大きな拍手がおきました。

米軍基地を返還させたフィリピンの代表も「この環境が沖縄中に広がる日を願う。献身と情熱、努力を続けよう」と呼びかけました。名護市の稲嶺進市長が、「辺野古の海にも陸にも新しい基地は絶対つくらせない。みなさんの力を借り、信念を貫きとおす」とあいさつ。参加者はひときは大きな拍手を送り、稲嶺市長と「普天間にも辺野古にも基地ノー」と唱和しました。
【11月28日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

私が県議時代の10年程前に「日本平和大会」に参加したことがありますが、その時も沖縄で開かれました。真夏の沖縄でのデモは暑いだろうなと覚悟していたら、早朝の5時からデモ行進です。これにはビックリしました。いま、沖縄は右から左まで「普天間基地は県外へ」で一致し、“一枚岩”です。日本中が一枚岩になれるよう力をあわせましょう。