◆【浅田】大技に挑まないまま、優勝にとどいた。浅田はSPに続き冒頭を2回転半でまとめ修正中の3回転ルッツなどジャンプでミスもありながらフリーも1位。「久しぶりの優勝は嬉しいけれど、悔しさと半々」。その口調には複雑な響きもあった。

◆【羽生】SP2位の羽生は合計241・66で逆転優勝を果たし、今季のグランプリ・ファイナル(12月、カナダのケベック市)進出も決めた。「GPシリーズ初の表彰台が優勝で、実感がない。ファイナルに行けるのがうれしい。4回転で失敗しても、冷静な判断ができた。気持ちを切り換えて落ち着かせた」と喜びを語っていました。