大阪府知事選挙、大阪市長選挙の結果を受けて、日本共産党市田忠義書記局長 は27日夜、記者会見し、次のように述べました。

◆最終的な結果はまだ出ていませんが、「反独裁」「大阪の民主主義を守れ」という立場から知事選挙では梅田さんの勝利をめざし全力を挙げましたし、市長選挙では大胆な決断で「反独裁」の一点で平松さんを自主的に応援しました。非常に短期間に「反独裁」の一点での府民的な共同が広がったことは、これからのたたかいの土台を築いたものとして非常に貴重だと考えています。

◆大阪を独裁政治の拠点にして橋下氏と「維新の会」がこれからさまざまな策動をやってくるでしょうけれど、私たちが憲法違反だと指摘した、いわゆる「独裁3点セット」-「大阪都構想」「職員基本条例「教育基本条例」についてまともな反論がなかったし、説明もありませんでした。「選挙に勝てば、これは“民意”だ」といって強行することは許されません。我々は、たたかいはこれからだと考えています。

◆広がった「反独裁」の一点での府民的な共同をこれからもいっそう広げていきたい。「大阪都構想」となれば、これは国政の問題です。「教育基本条例」と「職員基本条例」は絶対成立させないように、府民の共同、世論と運動を広げるとともに、議会の中でも論戦し、頑張っていきたいと思います。
【11月28日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

日本社会の閉塞感から、「殻(から)をぶち破りたい」という思いを「一度、変わった奴(奴)に託してみたら」という有権者の気分が透けて見えます。橋本氏の“口先八兆”がどこまで通用するか、今後の議会内外の闘いの進展が注目されます。