日本共産党志位和夫委員長 は24日、国会内で記者会見し、27日に投開票される大阪市長選で、現職の◎◎候補を支援していることについて記者団に問われ、「▼▼候補のファッショ的な独裁政治を許さず、民主主義を守るという一点で自主的に支援することを決めた。これはいわば“一点共闘”ともいうべきものだ。国民にとっての焦眉の重要なもんだいについて垣根をこえて共同し、政治を前に進めて生きたい」と語りました。

志位 氏は、大阪市長選だけでなく、環太平洋連係協定(TPP)参加反対では、農協や漁協、医師会などとの共同闘争に発展し、国会内でも超党派のたたかいが広がったことを指摘。原発ゼロ・全面賠償をもとめるたたかいについては、福島県知事や県議会、自治体首長、など、“オール福島”の一致した要求になっていること、沖縄県でも米軍普天間基地の「県内移設」に反対する“島ぐるみ”のたたかいに発展していることを紹介し、文字通り垣根をこえて共同が広がっているのが特徴だと強調しました。

その上で、どのたたかいや要求でも、日本共産党 が先駆的にとりあげ、一貫してたたかってきたものが党派をこえたものになっていることが特徴だと述べ、岩手、宮城、福島、の被災3県の県議会選挙で日本共産党 が躍進した背景にも、日本共産党 に対する信頼と共同があると指摘しました。

志位 氏は、「各分野で“一点共闘”が起き、それに日本共産党 が大事な役割を果たしているのは、それだけ古い政治が行き詰まっていることを示している。今後の日本の政治を変えていくために、日本共産党 として役割を果たしたい」と述べました。
【11月25日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント

“一点共闘”が発展していることは、素晴らしいことですね。しかし、それぞれの自治体や地域では以前から行われていたことです。私も県議時代に、「水害対策」や「産業廃棄物処理」などで、他党の議員や住民と協力して要求実現にがんばりました。「一点共闘」の背景には、共産党 への信頼があるから出来るのです。今後、国政の広い分野での協力関係がすすむことを期待します。