囲碁の普及に多大な貢献をしたとして、「しんぶん赤旗 」が関西棋院の第22回普及功労賞を受賞し、20日、大阪市内のホテルで表彰式が行われました。小木曽陽司編集局長が出席し、受賞への感謝を述べました。「しんぶん赤旗 」はプロ棋戦の囲碁新人王戦を1975年から始め、アマチュアの全国大会も63年から開催するなど、その普及に努めてきました。

小木曽編集局長はこうしたことに触れながら、新人王戦に先立つ70年1月1日から関西棋院の棋戦「俊英16人戦」を始めたことを、エピソードも交え紹介。「関西棋院のみなさんとは長いつきあいになります」と、棋戦草創期に思いをはせました。囲碁の普及にこれからも頑張れとの期待に応えたいと述べ、拍手を受けました。

松下ゆたかのコメント

私は、今年10月に開かれたさいたま市の「囲碁・将棋大会」の実行委員長を務めましたが、参加者の多くが小中学生であり、しかも囲碁の部に申し込んできたことに驚きました。女性の参加者も多くなってきました。

しんぶん赤旗 」が、こうした取り組みを40年ほど続けてきていることは素晴らしいことです。聞くところによると、日本将棋連盟と日本棋院が「新人王戦」の企画を大手の新聞社に持ち込んだところ、どこも引き受けず「赤旗 」に掲載されることになったそうです。将棋の名人も囲碁の本因坊もみんな「新人王戦」を登竜門として大成していったことを思うと、「赤旗 」が囲碁文化、将棋文化に果たした功績は本当に大きなものがあるのですね。「しんぶん赤旗 」の大きな功績にビッグあっぱれ!