日本共産党市田忠義書記局長 は7日、国会内で記者会見し、超党派の国会議員で開かれた「TPP(環太平洋連携協定)交渉参加に慎重な対応を求める議員集会」について、「野田総理がAPEC(アジア太平洋経済協力会議)でTPPへの参加表明をすべきではないという一点に絞った集会が、みんなの党を除くすべての政党・会派の委員が一堂に会して行われたことは画期的なことだ」と述べました。

市田 氏は、集会に政党・会派の中心的メンバーが集まったことについて「(交渉参加への)異論が会派を超えて強いことの表れだ」と指摘。世論調査でも、TPP交渉参加について政府はきちんと「説明していない」と答える人が9割を超えるなど、賛否の違いを超えて批判が広がっているとして、「総理の勝手な決断でAPECでの参加を表明するなどというのは、議会制民主主義に反する絶対に許されない行為だ」と強調し、、「われわれは院内外でたたかいを強め、参加を阻止するためにがんばりたい」と述べました。

松下ゆたかのコメント

国論が真っ二つの重要政策で、超党派の国会議員が一堂に集結したことは画期的で素晴らしいことです。憲政史上初めての事態ではないでしょうか。60年安保闘争は大きな国民的闘争となりましたが、「保守」の陣営は頑強でした。今回のTPP阻止闘争は、農協や医師会などの「保守」的な人々が先頭に立ち、共産党 とがっちりスクラムを組んで、超党派の闘いに発展してきた特徴があります。この闘いを勝利させるために、広範な国民各層のご支援をよろしくお願いします。