◆住民本位の震災復興、くらしと医療を破壊する環太平洋連携協定(TPP)参加反対、社会保障の拡充などを求めて、「いのち守る国民集会」が20日、東京・日比谷野外音楽堂で行われました。全国から参加した5500人が、「いのちまもる」染め抜かれたオレンジ色のタオルを掲げてアピールし、集会後、都内をパレードしました。主催は民医連、日本医労連など10団体でつくる同集会実行委員会です。

◆JA栃木中央会、栃木県医師会、同建設産業団体連合会など39団体でつくる実行委員会は20日、「TPP(環太平洋連携協定)交渉への参加阻止栃木県民集会」を宇都宮市内で開き、3100人が参加しました。

◆TPP参加に反対する秋田県農業協同組合中央会や県農業会議、農民運動連合会など20団体で構成する「食料・農業・環境を守る県民会議」が20日、秋田市の県児童会館で「TPP交渉参加断固阻止県代表者会議」を開き、700人が参加しました。

◆高知県のJAグループや県町村会などが主催の「TPPの問題を考える県民集会」が20日、高知市で開かれ、会場いっぱいの100人が集まり、尾崎正直知事は「あまりにも議論が欠けている現状でTPP参加を前提にした論議には断固反対する地方の声を大きくあげていこう」とあいさつしました。

松下ゆたかのコメント

臨時国会が開会され、国会でも論戦が始まりますが、全国津々浦々で緊急集会が開かれ、「TPP参加断固阻止」の強い反対の意志が示されています。また、「政府が情報を意図的に隠している」ことにも、抗議の声が広がっています。こうした重大な問題を強引に強行突破することは許されません。「疑わしきは強行せず」という立場で、国会で徹底的に論議し、それでも国論が一致しないときは、「いったん白紙に戻す」ことが賢明です。問答無用の政治は止めなさい!