日本共産党志位和夫委員長 は、14日の記者会見で、民主党から参加を呼びかけられた「衆院選挙制度に関する各党協議会(仮称)」について、「現行の小選挙区比例代表並立制の枠内で『1票の格差』是正をやるというのではなく、選挙制度そのものを民意を一番正確に反映する比例代表制を中心とした制度に抜本的に改革し、その中で『1票の格差』是正をきちんとやるべきだ」と強調しました。
【10月15日付「しんぶん赤旗 」に掲載】

松下ゆたかのコメント志位委員長は、「現行制度そのものが大変な弊害と反民主的な害悪を生んでいることがはっきりしてきてる」と述べ、◆小選挙区制が民意を正確に反映せず、大政党有利に民意をゆがめている◆政治にさまざまな劣化現象を引き起こしている◆人口移動により、「1票の格差」がたえず生まれるなどの問題点を指摘しました。

先週のNHK日曜討論でも民主、自民以外の政党から「比例代表中心の方向に選挙制度を変えるべきだ」との主張が相次ぎました。小選挙区制の部分だけでつじつまあわせするのではなく、大もとから抜本的な改革をすべきです。