北極圏で今春、観測史上最大のオゾン層破壊が起きていたことが国立環境研究所の(茨城県筑波市)など9カ国の国際研究チームの分析で分かった。失われた量は北極圏のオゾン層全体の40%に達し、成層圏内の8~20㌔上空では、最大で80%に及んだと見られる。

大規模なオゾン層破壊が起きたのはグリーンランドとスカンディナビア半島の間から北部を通る長さ3000キロの細長い範囲で日本列島が入る大きさ。2000年代には30%程度だった、

4月後半には薄い範囲が崩れて、一部が気流に乗って日本上空にも到達。同30日は筑波氏でも通常よりやや高い紫外線量が観測された。今年は冬季に上空にできる低気圧の渦が、過去30年で最大規模で、温室効果ガスの影響も加わり、フロンなどによるオゾン層の破壊を進行させたとみられる。
<「読売」>


【松下ゆたかのコメント】今年の夏に、北極海の氷が溶けて、海氷から海氷にわたるシロクマの親子が多く、小熊が溺れ死ぬ事故も相次いだ。アザラシも災難にあっている。これ以上オゾ ン層が破壊されないように、声を広げ、自ら努力しよう!地球の温暖化とオゾン層破壊の防止に努力できるのは、我々、人間にしかできないから・・・