【10月2日付「しんぶん赤旗」日曜版に掲載】
「国が責任をもって、放射能汚染から、国民、とりわけ子どもたちの健康を守れ」-。9月27日の衆院予算委員会。日本共産党志位和夫委員長は、原発事故による放射能汚染への対策、損害賠償、原発再稼働問題で60分にわたり、政府の姿勢をただしました。

<福島県二本松市長・三保恵一さんが賛同>
志位委員長が除染への国の対応を求めてくれて感謝します。当市では子どもと市民の生命と健康・安全を守ることを最優先に取り組んでいます。一番重要なことは放射線量の低減で、放射性物質を除染・除去する以外ありません。

志位さんも指摘したように、いま一番大きな課題は仮置き場の確保です。最終処分場が整備されないと、いつまで仮置きするのかという声が住民からは強くでていま す。国にも強く要望していますが、最終処分場の実現のためにぜひ、努力していただきたい。市内の小中学校、保育園、幼稚園について私立も含めて校庭・園庭 の除染と、エアコンの整備を約5億円で行いました。

今後、住宅の除染を進めるつもりですが、国の具体的な対応はまだです。原発事故にかかわる費用は、東電と国が責任をもつのが基本だと考えていますので、国の全面的な財政支援を望んでいます。

【松下ゆたかのコメント】放射能で汚染された土壌やヘドロの除去は、各地で大きな問題になっています。その解決策を示して追及した志位委員長の質問は時宜を得たもので、大きな反響 がありました。私は、汚染土壌の仮置き場や最終処分場の候補地として、電力会社の敷地内を提案します。また、国や経団連の責任で関連施設を提供すべきで す。彼らはこれほどの大惨事を発生させながら、反省もなく、いまだに原発推進政策に固執しています。そういう輩(やから)にはそれ相応の責任をとっていた だこうではありませんか。東電の社長や経団連の米倉会長は、自宅を福島第一原発の周辺に転居したらいかがか?「偉そうなことを言う前にやることあるだろ う」ー被災者の思いを代弁して、提案させていただきます。被災者と被災自治体の願い実現のために頑張った志位和夫委員長にビッグあっぱれ!