「東京放射能測定センター設立準備委員会」主催の「トーク&ライブ これから起こる、本当のこと。」が、台風の影響により、プログラムの変更がありながらも21日、東京都文京区で開かれました。

写真月刊誌『DAYS JAPAN 』の編集長でフォトジャーナリストの広河隆一氏が、自身が撮影した写真のスライドを使って講演。事故当時のチェルノブイリの写真と福島の写真を写しながら、「3月12日に福島で自分の放射能測定機で測ったらメーターがふり切れた。今までチェルノブイリでも測っていたが、「このようなことは初めて」と、東京電力や原子力安全・保安院が発表してきた数値より高い放射線量があったことを報告。

甲状腺がんについても「小児甲状腺がんは、なによりも転移する前の早期発見が重要。甲状腺がんなどありえないと判断すると、早期発見のチャンスを奪う」と指摘しました。

25年前チェルノブイリ原発事故で被ばくした歌手でバンドゥーラ奏者のナターシャ・グジーさんは「人間は忘れることによって同じ過ちを繰り返してしまいます。悲劇を忘れないでください。同じ過ちを繰り返さないでください」と願いを込めて「いつも何度でも」など5曲を歌いました。最後に、夫婦漫才コンビおしどりは「原発や放射能は過小評価も過大評価もいらない。本当のことを知りたい」と話ました。

【松下ゆたかのコメント】「政府が本当のことを語っていない」と、国民は漠然と思っています。しかし、それだけでは政治は変わりません。国民が「本当のことを知ったとき、政治を変える力になります」。と、私は確信します。そのためには、対話とディスカッションが大切です。「弁証法」は、実践と討論によって真実に接近できると教えています。もちろん強制的な押しつけはいけません。庶民は、基本的に同志になり得る人びとです。ブログキャンパスで、フランクに語りあいましょう!