米大リーグ、ヤンキースのマリアノ・リベラ投手(41)が19日、当地でのツインズ戦で今季43セーブ目を挙げ、通算602セーブの大リーグ新記録をマークしたました。6-4の9回に登板して無安打無失点に抑え、昨季限りで引退したトレバー・ホフマンの601セーブを更新しました。

パナマ出身のリベラは、私が県議初当選を果たした1995年に大リーグデビューしてからヤンキース一筋でプレー。カットボールと制球力に優れた右腕で、97年から抑え役に定着し、通算1039試合に登板して75勝57敗602セーブ、防御率2・22

9回にオリジナルミュージックにのって、練習スタンドからリベラが現れると、5万人もの観客が大きな拍手で迎える。この儀式でヤンキースの勝利はほぼ決まっていた。とにかく、リベラのカットボールは直球並でバッターに迫り、胸元で微妙に変化する。あっという間に3振の山が築かれていく。松井秀喜が打って、リベラが抑える試合はおもしろい。私は、よくヤンキースの試合をテレビで観戦して胸をわくわくさせていたものである。

リベラは偉業を達成しても「成し遂げたことは、引退後に振り返る」と語った。私も「負けられない」思いである。