嬉しい話が、きょうの「しんぶん赤旗 」に掲載されています。ぜひ、お読みください。

東 日本大震災で被災し、結婚式を取りやめていた福島県の夫婦が19日、神戸市で4ヶ月遅れの式を挙げました。神戸松蔭女子学院大の学生らによる企画で実現 し、ウエディングドレスなども全て学生の手作り。震災後、お互いの大切さを実感したと話す2人は「震災から逃げずに1歩ずつ前に進みたい」と、晴れやかな 笑顔を見せました。

夫婦は、福島県郡山市で避難生活を送る会社員佐久間善秀さん(27)と博子さん(26)。3月3日に婚姻届を出し、5 月の挙式に向け期待を膨らませていた時期に被災しました。実家や新居は福島第1原発から30㌔圏内にあり、離れ離れのまま、2ヶ月近く避難所などを転々と しました。

予約していた式場も被災。「結婚式なんて大嫌い」とふさぎ込む博子さんに、善秀さんの母洋子さん(54)が新聞記事で知った同 大の「公募結婚式」を勧めたといいます。「被災したカップルのために何かしてあげたい」と学生ら約30人が企画。大学内のチャペルを式場にし、ドレスのデ ザインや式の進行、神戸での新婚旅行プランもすべて学生たちが考えました。

交通費、衣装代などは大学側が負担したといいます。純白のドレ スをまとった博子さんは「失ったものも多かったけど、最高の舞台で式を挙げられた」と涙ぐみ、善秀さんは「神戸の人は」本当に温かくて、第2のふるさとに なりました」と目を細めました。本当に心温まるニュースですね。結婚されたお二人と、大学関係者のみなさんに”純白あっぱれ”