野田首相は、恥ずかしげもなく財界とアメリカ直結の所信表明演説を行いましたが、各党の代表質問を通じて、悪政をけしかけ、それに応ずる″かけ合い論戦”が展開されました。本日の「しんぶん赤旗 」を紹介します。

民主党が国民を裏切り、公約を投げ捨てて自民党政治に回帰したため、存在感がなくなるジレンマを抱えた自民党。谷垣禎一総裁は「無原則、無責任、無秩序な民主党」「児戯に類した振る舞い」などと、口をきわめて政権攻撃。公約投げ捨てをさせた「3党合意」の実行を再三再四迫りました。

さらに違いを出そうと、いっそう悪政をけしかけ。消費税増税について「いたずらに先送りするな」「タイミングを逸しないよう実施を前倒しせよ」と、あおりたてました。中曽根弘文参院議員会長は、「憲法改正を本気で目指すのであれば、ともに議論を尽くしたい」と呼びかけました。

公明党の山口那津男代表も新基地建設の日米合意を推進する立場から、「在任中、進退をかけて取り組むべきだ」とはっぱをかけました。みんなの党の渡辺義美代表は復興財源に関し、「国家公務員の総人件費2割カット」を要求し、野田首相が「(議員)定数削減という大きな問題もある」と応じるなど、民意や公共サービスを削る点で、″意気投合”しました。
<「しんぶん赤旗 」記事>

【松下ゆたかのコメント】
すでに、「大連合」は進んでいます。民主党は看板政策を投げ捨て、さらに消費税増税やTPP参加などを一瀉千里に進めていこうとしています・同時に、民主党と自公の違いがわからない。多くの国民は、2大政党に代わる政治を求め続けることになるでしょう。先日、投開票を迎えた岩手県と宮城県の地方選挙では、共産党 が躍進しました。私たちもがんばります。ぜひ、国民の党=共産党 を大きく強くなるよう応援してください。共産党 に入党し、「しんぶん赤旗 」を購読していただくことを心から呼びかけます。