野田政権が原発再稼働を狙う一方、放射能汚染が深刻おをの度を加えています。近づく「9・19さようなら原発」集会 を成功させる意義はますます大きくなっています。9月8日、「講演会さようなら原発」が東京新宿の青年館で開かれ、大江健三郎さんなど呼びかけ人が参加を訴えました。

「講演会さようなら原発」が8日、東京都新宿区の日本青年館で開かれ、満場の聴衆が聞き入りました。今月19日に東京・明治公園で予定されている「さようなら原発5万人集会」 の成功へ、呼びかけ人の大江健三郎、鎌田慧、落合恵子、内橋克人の各氏が講演。ピアニストの崔善愛さあんがショパンの「革命のエチュード」などを演奏し、呼びかけ人の澤地久枝さんのメッセージが紹介されました。

大江氏は、福島第1原発事故について「敗戦後に、新しい国人となるという決意をすっかりムダにしたことではないかと、この半年間、とりつかれた」と述べ、「(原発)全廃を政府に突きつけようじゃありませんか」と呼びかけました。落合恵子氏は、「『ほうしゃのうこないで』と七夕の短冊に子どもが幼い字で書く現実です。ふるさと、職業を奪われ、家族が離散する現実がある。安全神話を私はもう信じない。誰かだけが頑張って、ヒーローになるんじゃだめ。子どもたちを守るため一人ひとりが声を上げ続けましょう」と語りました。

賛同人の山田洋次氏(映画監督)は「立場や思想を超えて集まり原発についてはっきり意見を表さなければならない。あらゆる人たち、寅さんに至るまで声をかけていけるんじゃないでしょうか。みなさん一緒にやっていきましょう」と話ました。
<9月9日付「しんぶん赤旗 」掲載>



【松下ゆたかのコメント】
7・2緊急集会も同じ明治公園で開かれましたが、マスコミは無視しました。今度も同じことをやったら、国民がマスコミを信頼しなくなるでしょう。共産党の志位委員長 、社民党の福島党首もあいさつします。私も参加します。ぜひ、多くの人が参加されることを呼びかけます。