サッカー女子のロンドン5輪アジア最終予選で3連勝し首位に立つ日本代表は8日、北朝鮮と対戦した。薬物違反で主力選手5人が抜けたとはいえ、パワーあふれる闘志に苦戦し、なかなか点が入らない。終盤に相手ゴール近くに押し込み、オウンゴールで得点した。日本中が「これでいける」と緩んだ瞬間、同点にされてゲーム終了となってしまった。

ところが、同日夜に始まったオーストラリア対中国戦は、満場の応援を受けて硬くなったなったのか、ボレーシュートを決められ、1-0で中国が敗退し、日本の5輪代表があっけなく決まった。主将の澤は「ほっとしました」と喜びを語り、川澄、宮間、熊谷、岩清水、大野、永里、近賀も、中国戦に向け、気持ちを切り換えていた。とにかく、暗い世相のなかで、なでしこジャパンは”希望の星”だ。健康に気をつけてがんばってもらいたい。最後まであきらめないなでしこにファイトあっぱれ!