もう9月です。私の家の柿の実が色づいてきたら、大きな鳥が赤くなった実を突いていました。暑い夏の日差しを受けて、きっと甘さが増しているのかも知れません。ところが被災地では、農民が収穫の秋に泣いているのです。きょうの「赤旗」に、おいしくて安全な福島のナシが半値で出荷している記事が載っていました。
【「しんぶん赤旗」8月31日付】
福島市では、ナシの出荷の最盛期を迎えています。同市笹木野で3代続くナシ農家阿部哲也さん(48)=福島県北農民連副会長=のナシも東京の青果市場に届き、売買が始まりました。しかし、価格は昨年同期に比べ半分に暴落しています。
阿部さんは、市場でナシを買う量販店側から「福島のものは大丈夫か」との不安の声が寄せられたため、県の検査で安全性が確認されたことを説明する文書を添えて出荷しました。「今年のナシは大きくて、精度も高い、とてもよいものができたのに。東京電力には、福島の農業をどうしてくれるといいたい」と話します。
23日に出席したJA新ふくしまの出荷説明会では、「福島県産は他県産の半値にしかならない」との説明に、出席した約100人の農家は静まり返り。「収穫する気がなくなった」と、肩を落としていたといいます。3人の娘のうち2人は国公立大学に通い、学費は年間100万円超。「死活問題です。収穫を終えたら、県の震災対策の無利子融資を申し込みます」
自然災害と違い、事故を起こした東電、原発安全神話を振りまいた政治への」怒りは収まりません。阿部さんは語ります。「今、声を上げずに、いつ上げるのか。ただちに全面賠償をと、東電、国にぶつける農家の力を結集したい」
【松下ゆたかのコメント】
この話もひどいですね。いつもの年よりも豊作なのに、価格が暴落。その原因が「福島県産だから」というだけ。放射能検査をクリアして「証明書」を添付してもこの始末です。福島原発事故の「風評被害」であることははっきりしています。これから、ぶどうや桃、柿、さくらんぼ、りんごと続きます。そして、10月にはコメが出荷されます。後で賠償すれば澄むという話ではありません。「生産する意欲がわかない」という深刻な事態です。東電社長と野田総理は現地に行って、農民や被災者の前で土下座をして、「原発を廃止します」と謝罪しなさい。そして、全面賠償を日時を切って履行することです。
【「しんぶん赤旗」8月31日付】
福島市では、ナシの出荷の最盛期を迎えています。同市笹木野で3代続くナシ農家阿部哲也さん(48)=福島県北農民連副会長=のナシも東京の青果市場に届き、売買が始まりました。しかし、価格は昨年同期に比べ半分に暴落しています。
阿部さんは、市場でナシを買う量販店側から「福島のものは大丈夫か」との不安の声が寄せられたため、県の検査で安全性が確認されたことを説明する文書を添えて出荷しました。「今年のナシは大きくて、精度も高い、とてもよいものができたのに。東京電力には、福島の農業をどうしてくれるといいたい」と話します。
23日に出席したJA新ふくしまの出荷説明会では、「福島県産は他県産の半値にしかならない」との説明に、出席した約100人の農家は静まり返り。「収穫する気がなくなった」と、肩を落としていたといいます。3人の娘のうち2人は国公立大学に通い、学費は年間100万円超。「死活問題です。収穫を終えたら、県の震災対策の無利子融資を申し込みます」
自然災害と違い、事故を起こした東電、原発安全神話を振りまいた政治への」怒りは収まりません。阿部さんは語ります。「今、声を上げずに、いつ上げるのか。ただちに全面賠償をと、東電、国にぶつける農家の力を結集したい」
【松下ゆたかのコメント】
この話もひどいですね。いつもの年よりも豊作なのに、価格が暴落。その原因が「福島県産だから」というだけ。放射能検査をクリアして「証明書」を添付してもこの始末です。福島原発事故の「風評被害」であることははっきりしています。これから、ぶどうや桃、柿、さくらんぼ、りんごと続きます。そして、10月にはコメが出荷されます。後で賠償すれば澄むという話ではありません。「生産する意欲がわかない」という深刻な事態です。東電社長と野田総理は現地に行って、農民や被災者の前で土下座をして、「原発を廃止します」と謝罪しなさい。そして、全面賠償を日時を切って履行することです。