「こんなイー危険な原発はなくしてほしい」「でも、それに代わるエネルギーは大丈夫なの?」と言う声をよく聞きます。一方、全国の町や村では独自の自然エネルギーの開発に余念がありません。今日の「しんぶん赤旗」に大分県の小さな村で活躍している「小水力発電の活躍」の話が載っています。この記事を紹介します。

【「小水力発電の活躍」=8月27日付「しんぶん赤旗」掲載】

小さな発電施設が大活躍していました。大分県日田市中津江村の鯛生(たいお)小水力発電所です。中津江村といえば、2002年、サッカー・ワールドカップ、カメルーン代表のキャンプ地として注目されました。1930年代に国内最多の産出量を記録した鯛生金山跡の地底博物館でも知られています。

鯛生小水力発電所は、金山近くの砂防ダムから水槽まで長さ550㍍の管で水を引き、18㍍の落差を出力66㌔㍗の小さな設備です。それでも金山の坑内見学ルートや関連観光施設の使用電力の7~8割を賄い、夜間には受電もしています。

取水口のゴミを取り除くなど「発電施設の維持はたいへんなんです」と施設を案内してくれた担当者はクロウを語ります。小水力発電を誇りにし、地域振興にも役立てたいー熱心な説明からそんな思いを強く感じました。

【私(松下ゆたか)のコメント】

一言で「自然エネルギー」と言っても様々です。ヨーロッパでもアメリカでも、そして日本の国内でも、戦後はやった歌のように“町から村から工場から”自然エネルギーの産声が上がっています。塩川鉄也衆院議員の試算では、仮に埼玉県内の戸建住宅(153万戸)に太陽パネルを設置すると、あの事故を起こした福島第1原発と同等の電力をつくることができるそうです。

それぞれの自治体で、それぞれの町にふさわしい自然エネルギーを開発し、産業をおこし、雇用をうみだす時代が速く来ることを願っています。そのためにも国民的な討論を広げましょう。