地球温暖化の影響で北極海の海氷が急速に解け、セイウチが海岸に出没しています。7月、北極圏のチュクチ海に浮かぶ氷の上で休息するセイウチの群れが、本日付の「しんぶん赤旗」に写真が掲載されています。まるで、5人の相撲取りが、小さな土俵からはみ出しそうです。

セイウチは海氷の上で、出産や子育てをしており、シャチなどの天敵から身を守るための重要な場所でもあります。昨年9月、北極海の海氷の減少で、、子育ての場を失った1万~2万頭のセイウチが海岸に押し寄せました。

ロイター通信によれば、7月の北極海の氷の融解は過去最大を記録しました。シロクマ君もセイウチ君も一生懸命に生きています。海氷が小さくなった原因を知りません。小グマが溺れ死んだのは、「母クマである自分の責任」と涙しているかも知れません。

地球温暖化対策をすすめるためにも「原発ゼロ」を決断し、電力消費量を減らしましょう。大量生産、大量消費、大量廃棄のあり方を根本的に改めましょう。そして、私たち人間は毎夜、眠るときシロクマ君やセイウチ君が無事でいることを祈りましょう。