被爆地・長崎から核兵器廃絶と世界平和を訴える「高校生平和大志」の12人が18日、国連欧州本部のジュネーブ軍縮会議事務局を訪れ、この1年簡に集まった8万63人分の署名を提出しました。

平和大使の訪問は今年で14回目。一行は核開発を続ける北朝鮮が議長を務める軍縮会議全体会合を傍聴した後、サレバ軍縮会議事務局次長と面談しました。長崎市の塩田真希さん(17)=私立活水高3年=はスピーチで「長崎が最後の被爆地であってほしい」と核兵器廃絶っへの誓いを語りました。

東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市から選ばれた2人も参加。震災で両親を失った菊地将大さん(17)=県立高田高3年=は、国際社会の支援に謝意を表明しました。平和大志はスイス滞在中、首都ベルンを訪れて核兵器廃絶を求める署名活動などを行い、24日に帰国します。

高校生の皆さんが、夏休みを使って、ジュネーブの国連軍縮会議に核兵器廃絶署名を届けたことはすばらしいことですね。この活動を世界中に広げ、私たちの生存中に核兵器を地球上から廃絶できるよう、力をあわせましょう。高校生平和大使の皆さんにあっぱれ!