「原発を運転すれば使用済み核燃料が必ず出る。それをどう処理し、どこに置くのかという問題は解決さrしていない」。核廃棄物の危険性は幾世代にもわたって、人類につきまとうことになります。原発の運転中、核燃料の核分裂反応によって、放射性のセシウムやストロンチウムといった核分裂生成物(死の灰)が大量に生成します。

通常、使用済み核燃料には、新しい核燃料の1億倍の放射能をもつ死の灰が閉じ込められています。福島第1原発事故では、使用中の核燃料に含まれる死の灰の一部が環境に放出され、深刻な汚染が広がっています。

国内の原発敷地内に貯蔵されている使用済み核燃料の総量は、1万2840トン。敷地内の施設は1万9420トンで満杯となるため、東京電力などは3000トン貯蔵可能な中間貯蔵施設を青森県に建設中です。試運転はトラブル続きで難航。これを解決しても、できあがった「ガラス固体化」は、取り扱いが困難です。

製造直後のガラス固体化の表面の放射線量は、毎時、約1500シーベルト。わずか20秒弱浴びただけで致死量に達する線量です。発熱量は2300㍗で、最終処分の前に、発熱量が小さくなるまで30~50年間、貯蔵する必要があります。

これを地価300㍍より深い地中に埋める「地層処分」が計画されています。ガラス固化体1本の放射能は、元になったウラン鉱石(約6000トン分)がもつ放射能と同レベベルになるのに10万年近く、同じ十両(約500㌔㌘分)のウラン鉱石と同じレベルになるのに数千万年もかかります。ガラス固化体は、すでに1702本が国内に保管されており、いまある使用済み核燃料をすべて再処理すると約2万4100本になります。

また、地層処分の候補地のメドもありません。燃料の部品や作業に使った道具、廃液など比較的低レベルの廃棄物もあります。廃炉時には設備やコンクリートなど放射能をもつ大量の物質を処分する必要があります。政府や電力会社は、こうした問題をどう解決するのですか?仮に、地中深く埋めたとしても、10万年もの未来の人にどうやって「危険」のシグナルを送るのでしょう!やっぱり、危険な原発は私たちの責任でなくすしかないと思います。ブログフレンドの」皆さんのご意見をお聞かせください!