大宮診療所(℡=048(624)0238)の松本光政医師が、「おおみや診療所だより」に漢方の「帰脾湯(きひとう)について書いていますので、紹介します。
体が弱って元気がなく、疲れやすい、動悸がある、眠れない、物忘れする、出血しやすい、ぶつけてもいないのに直ぐに痣(あざ)が出来るという時に、使う薬です。貧血の治療薬としてもよく用いられ、疲れやすい、元気がないなどという時によく処方されます。また、睡眠薬としてもよく効くようです。お湯に溶いて飲むと、ぐっすり眠れる。どの睡眠薬よりよく効くという患者さんもおられるほどです。強度の貧血のある方に、この薬を処方したところ、いままで寝つきが悪かったのが、すぐに眠れるようになりましたと、大変喜ばれました。
私としては、貧血の薬として処方したのですが、当人には睡眠薬としての方が効いたようです。そして、あまりにもよく眠れるようになったので、奥さんも飲んでみたそうです。嬉しいことに奥さんも長い間の不眠が、すっかり治ってしまったそうです。モノ忘れにも効果あり、と教科書には書かれています。
この薬は体力のある人、赤ら顔のような人には使いません。何となく虚弱な人用の薬です。成分は12種。竜眼肉(竜眼の仮種皮の乾燥したもの)、酸棗仁(クロウメモドキ科サネブトナツメの種子)、遠志(イトヒメハギ)、木香(キク科モッコウの根)など少々変わったものが使われています。
体が弱って元気がなく、疲れやすい、動悸がある、眠れない、物忘れする、出血しやすい、ぶつけてもいないのに直ぐに痣(あざ)が出来るという時に、使う薬です。貧血の治療薬としてもよく用いられ、疲れやすい、元気がないなどという時によく処方されます。また、睡眠薬としてもよく効くようです。お湯に溶いて飲むと、ぐっすり眠れる。どの睡眠薬よりよく効くという患者さんもおられるほどです。強度の貧血のある方に、この薬を処方したところ、いままで寝つきが悪かったのが、すぐに眠れるようになりましたと、大変喜ばれました。
私としては、貧血の薬として処方したのですが、当人には睡眠薬としての方が効いたようです。そして、あまりにもよく眠れるようになったので、奥さんも飲んでみたそうです。嬉しいことに奥さんも長い間の不眠が、すっかり治ってしまったそうです。モノ忘れにも効果あり、と教科書には書かれています。
この薬は体力のある人、赤ら顔のような人には使いません。何となく虚弱な人用の薬です。成分は12種。竜眼肉(竜眼の仮種皮の乾燥したもの)、酸棗仁(クロウメモドキ科サネブトナツメの種子)、遠志(イトヒメハギ)、木香(キク科モッコウの根)など少々変わったものが使われています。