菅直人首相の後継を決める民主党代表選に出馬予定の野田佳彦財務相は13日、テレビ東京の番組に出演し、震災復興や、消費税増税を盛り込んだ「税と社会保障の一体改革」実現に向け、「救国内閣をつくるべきだ。それは連立だ」と述べ、現在の国民新党との2党連立政権を組み替える必要があるとの考えを表明しました、

この後、記者団に「(新たな)連立が必要だ。(相手は)自民党と公明党」と明言。「真心で訴えれば聞いていただけると思う」と語り、自公両党との大連立をめざす考えを示しました。民主と自民、公明は、すでに9日に子ども手当てや高校授業料無償化などの「見直し」で合意しており、政策的には事実上の「大連立」状態となっていました。

今回の野田氏の発言は、これに加えて消費税増税を体制的にも一体となってっ推進していくことを宣言したに等しいもの。自公政権を終わらせたいと願った2年前の総選挙での国民の審判を真っ向から否定するものです。

自公は悪政を推進して政権を追われた政党。そして、民主党は自民党に同化して国民を裏切った政党。こうなっては「政権交代可能な2大政党」どころか、「再生不可能な2大政党」「消費税大増税めざす亡国2大政党」といった方が正確かも知れませんね。

次の総選挙は、「再生可能勢力」:「再生不可能勢力」との天下分け目の戦いにしたいものです。「いまの政治に異議あり」と思われている多くの皆さんと共産党がごいっしょにスクラムを組めると、日本は大きく変わると確信します。ぜひ、国民を苦しめる悪い政治を退治するために力をあわせましょう。