東日本大震災発生からきょうで5ヶ月です。死者・行方不明者はあわせて2万人を超えています。被災者の暮らしの場は、仮設住宅へと移りつつありますが、いまなお全国各地で約8万7000人が避難生活を強いられています。

さらに、東京電力福島第一原発事故による放射能汚染被害が、福島県はもとより岩手、宮城両県にも広がり、被災地に二重、三重の苦しみとなってのしかかっています。それだけに生活再建・復興のための国の支援を求める声は、いっそう切実です。

仮設住宅は3県とも目標に近づいていますが、仮設住宅は軒が短いなど設備が貧弱です。設置場所も交通の便が悪いところが多く、買い物にも困る現状です。さらに、避難場所で受けていた食料支援も受けられなくなるケースが大半です。

また、放射能汚染問題は被災地に追い討ちをかけています。内閣府によると福島県から県外に避難した人は4万8903人、その数は増える一方です。岩手、宮城両県でも一部の肉牛や稲わらから国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され出荷停止の事態となっています。日本共産党は、国や県に出荷停止解除のための安全管理体制の整備や補償などを求めています。

いずれにしても国と東電の責任は重大です。また、被災者そっちのけの政局騒ぎは許されません。私も9月に被災地にボランティアで救援活動に行く予定です。全国からの支援の輪をいっそう広げましょう。