環境省がこのほど発表した「2011年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査」報告書は、自然エネルギーの大きな可能性を示しました。風力、中小水力、太陽光、地熱発電の4種の導入ポテンシャル(潜在的導入可能量)は、設備容量で20億㌔㍗を超え、国内の現在の発電能力(2億2000万㌔㍗)の10倍と推計されました。
風力発電の導入可能量は極めて大きく、陸上で2億8000万㌔㍗、洋上で16億㌔㍗、合計19㌔㍗と推計されました。なかでも、北海道と東北での潜在力は大きく、北海道電力管内では5億4000万㌔㍗、同管内の現在の電力供給能力742万㌔㍗の8倍の可能性が明らかになりました。
東北電力管内の導入可能量は、約3億㌔㍗です。現在の電力供給能力1655㌔㍗の18倍に当たります。これを1年間稼動させて得られる電力量は6300億㌔㍗時で、同管内の09年の発電電力量868億㌔㍗時の7倍に相当します。
再生可能エネルギーの全量固定買い取り制度の導入により、1㌔㍗時20円で20年間買い取った場合、採算がとれて導入される風力発電の可能量は、全国で1億4000万㌔㍗と算出されました。うち、東北電力管内での導入可能量は4000万㌔㍗。その発電電力量は年間830億㌔㍗時で、同管内の09年の年間発電電力量868億㌔㍗時に匹敵します。
環境省の責任ある調査で、再生可能エネルギーの大きな可能性があることが示されたことは、すばらしいことです。福島原発の事故がいまだに収束されず、放射能汚染が蔓延している中で、原発ゼロを政治決断し、再生可能エネルギーの開発を大いに奨励することです。都道府県ごとに新しい産業を興して、雇用を生み出すチャンスです。若者の職場をつくるためにも、エネルギー政策を転換させましょう。
風力発電の導入可能量は極めて大きく、陸上で2億8000万㌔㍗、洋上で16億㌔㍗、合計19㌔㍗と推計されました。なかでも、北海道と東北での潜在力は大きく、北海道電力管内では5億4000万㌔㍗、同管内の現在の電力供給能力742万㌔㍗の8倍の可能性が明らかになりました。
東北電力管内の導入可能量は、約3億㌔㍗です。現在の電力供給能力1655㌔㍗の18倍に当たります。これを1年間稼動させて得られる電力量は6300億㌔㍗時で、同管内の09年の発電電力量868億㌔㍗時の7倍に相当します。
再生可能エネルギーの全量固定買い取り制度の導入により、1㌔㍗時20円で20年間買い取った場合、採算がとれて導入される風力発電の可能量は、全国で1億4000万㌔㍗と算出されました。うち、東北電力管内での導入可能量は4000万㌔㍗。その発電電力量は年間830億㌔㍗時で、同管内の09年の年間発電電力量868億㌔㍗時に匹敵します。
環境省の責任ある調査で、再生可能エネルギーの大きな可能性があることが示されたことは、すばらしいことです。福島原発の事故がいまだに収束されず、放射能汚染が蔓延している中で、原発ゼロを政治決断し、再生可能エネルギーの開発を大いに奨励することです。都道府県ごとに新しい産業を興して、雇用を生み出すチャンスです。若者の職場をつくるためにも、エネルギー政策を転換させましょう。