全国農業協同組合中央会(JA全中)は29日、大震災対策と基本脳性の確立を求める全国代表者集会を東京都内で開きました。被災県の代表から、復旧作業がいっこうに進まず、東京電力福島原発事故による農畜産物への被害が拡大・悪化していることへの怒りや憤りが相次ぎました。

集会には、岩手、宮城、福島の被災3県をはじめ都道府県の代表ら1000人を超える人が参加。主催者を代表して、茂木守会長は、財界がすすめる環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加について「言語道断」と批判。牛肉の放射能汚染についても、「政府の対応は民間任せであり、消費者の不安や農家の気持ちを無視したものだ」とのべました。重点要請の説明にたった福島県の中央会会長は「加害者の東電は謝らず、原発被害者がなぜ廃業しなければならないのか、命を経たなければならないのか。がまんも限界だ」と思いをぶつけました。宮城県の組合長も、農地はヘドロやがれきが放置されてままで、放射能に汚染された肉牛といなわら対策で忙殺されているとしながら、「1回も謝罪にこない東伝は企業の資質が問われている。このままだと殺される。みなさん、いっしょに立ち上がろう」と訴えました。

日本共産党の志位委員長は、「発言を聞いて、怒りがひしひしと伝わってきました。『もう黙っていられない』という決意も、しっかり受け止めさせていただいた」と応じました。農業の復興、原発被害の補償問題、TPP交渉参加反対など日本の農業と食料の再生、復興に向けた連携を訴えると、会場からは何度も拍手がおきました。志位、高橋の両氏は最後まで参加し、いっしょに「要求実現までがんばろう」とこぶしを突き上げました

日本の基幹産業である農業を守るために、農業者と共産党との連携がますます重要です。私も今年の3月に「TPP交渉参加反対」の署名を集めるためにがんばりました。財界とアメリカ政府のいなりになっている民主党政権と自公に大喝っ!