ソニーが被災地の仙台工場で期間社員150人を雇い止めしようとしている問題で、日本共産党の山下芳生参院議員は27日、細川律夫厚労相に対し、「7月末までの雇い止めは行わず、労使間で話し合いが継続できるようにソニーを指導すべきだ」と緊急要請しました。細川厚労相は、「もう一度、現地の労働局できちんと対応した方が良い」として、すぐに労働基準局長に指示した」との連絡が、大臣秘書官を通じて山下議員にありました。

山下議員はその後、高橋ちづ子衆院議員とともに国会内で、厚労省労働基準局監督課の担当者に対し、あくまでソニーが雇い止め計画を強行しようとしていること指摘。この問題を取り上げた22日の山下氏の質問に菅首相が、「事情を関係者に聞く」と答えており、細川厚労相も日本経団連に雇用維持を要請していることをあげ、ソニーに対して働きかけるよう求めました。労働基準局の担当者は、「十分な話し合いについては、すぐに対応するようにしたい」と話しました。

ソニーは復興構想委員会に委員を出している企業であり、その企業が被災地の仙台で労働者の大量解雇をするなど言語道断です。この問題の早期解決は、今後の復興のあり方に大きな影響を与えます。企業の社会的責任を自覚せよとの世論を広げましょう!労働者の雇用を守って奮闘する山下芳生議員にあっぱれ!細川大臣にもあっぱれ!