自民党参院議員が離党して、復興担当の総務政務官に就任しました。自民党総裁候補でもあった与謝野馨氏が、「たちあがれ日本」共同代表を経て、菅直人内閣の経済財政相として入閣したことを思えば、驚くにあたらないかも知れません。

でも、当の浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)の周辺は、おさまらないようです。浜田氏は、昨春、同選挙区の現職参院議員が自民党を離党し、民主党から7月の参院選挙比例区に出馬(落選)したことにともない、「後釜」として、公募で選ばれ、初当選した人物。

「選挙の時にカネの面倒を見たのに」と自民党側から憤りの声が出ているかと思えば、6月28日の民主党両院議員総会で、同じ鳥取選出参院議員から「メダカみたいな人の一本釣りだ。えさは何ですか?」といった発言が飛び出しました。

1年前に自民党公認で、当選したばかりなのに、民主党内閣の一員になるというのは、有権者に対して、きわめて無責任です。しかし、これも、自民党と民主党の間には政治路線の上で、基本的な違いがないということを示すものです。

ちょっと気になるのは、自民党がこの「引き抜き劇」の数日前の6月23日に、夏の臨時の活動費「氷代」を、所属議員に一律100万円支給したという ことです。浜田氏も在職中でした。原資は国民の税金である政党助成金です。総額は、約2億円にのぼります。民主党の「氷代」は約3・5億円でした。被災者 置き去り、そっちのけぶりも同質です。

こんな2大政党の政治をいつまでも続けていては、日本は亡んでしまいます。この“亡国政治”を正すことはできます。有権者の怒りの一票を、正義の味 方=日本共産党に託すことではないでしょうか?どんな時にも「国民が主人公」を貫き、国民を苦しめる悪政と闘う「現代の水戸黄門」=日本共産党へのご支持 を心より呼びかけます。