日本共産党は3日、党本部で第3回中央委員会総会を開きました。志位和夫委員長は大震災と原発事故について、国民がその力を結集し、長期にわたって打開しなければならない国政最大の課題であり、日本の政治のあり方の根本を問うものだと強調。日本共産党が、救援や事故収束などの緊急課題では政治的立場を超えて力をあわせるとともに、復興のあり方と財源問題、原発・エネルギー問題をどうするかなどでは独自の立場からの積極的提言を行うという基本姿勢にたって奮闘してきたことを詳しく報告しました。

このなかで、日本共産党が復興にあたっての2つの原則ー①生活基盤回復への支援②復興は住民合意で行い、「上から青写真の押し付け」を許さないーを堅持してきたことの意義や、原発事故の根本に「ルールなき資本主義」のいわば“原発版”があることを解明しました。

こうした日本共産党の姿勢と活動には、新たな注目と共感が寄せられていることを、被災地などとの響きあいを通じて指摘。それは、政治のゆがみを大本からただす日本共産党の綱領路線への共感や信頼に発展しうるものだと強調しました。

では、「2大政党」はどう対応しているのか。未曾有の危機のもとで民主党と自民・公明両党は、被災者そっちのけの「党略的政争」を繰り広げる一方で、「悪政を共同推進している」と告発。「2大政党」勢力全体が政治のかじ取り能力を失った政治的劣化ぶりを示していると指摘しました。そして、多くの国民がこれまでの政治への見方を大きく変え、新たな探求と行動をはじめているいま、日本共産党が国民の中に広く打って出て、新しい政治への綱領的展望を語るならば、多くの国民の探求と合流する条件は大いにあると力説しました。

志位さんは、1時間30分に渡って報告しましたので、報告の全体像については、日本共産党中央委員会にリンクしてください。2日間の日程で深く論議して党の方針が決定されます。私も志位さんの報告をCS放送で視聴しましたが、“国難”ともいうべき大災害のもとで、「国民の苦難を取り除く」という立党の精神を発揮して、誠実に活動している党の一員であることの誇りを実感するとともに、この災害を乗り越えるための決意を求められていると緊張しました。国民が主人公であり、そのことを多くの国民が実感できるように、強大な党を建設していきたいと痛感しました。ぜひ、ブログフレンドのみなさん、共産党に入党して、いっしょに新しい政治をつくりましょう。国民の利益最優先で真実の報道をつらぬく「しんぶん赤旗」を購読してください。