日本共産党の志位和夫委員長は、昨日、東京・明治公園で開かれた2万人集会に出席して連帯挨拶を行いました。その後半部分を紹介します。

志位委員長は、「まず、東日本大震災、福島原発事故によって犠牲になられた方々に深い哀悼の気持ちをのべるとともに、被災した方々に心からのお見舞いを申し上げます」とのべました。そして、歴代政府と東電による「人災」の収束に全力をあげ、全面賠償を実現するために頑張る、放射能の被害は「空間的」にも「時間的」にも「社会的」にも、被害がどこまで広がるかわからないと強調し、10万年もたたないとなくならない「死の灰」の問題にふれ、「危険をなくす方法は、ただ1つ。原発をなくすしかない」と主張しました。

そして、最後に「日本で利用可能な自然エネルギー量は、原発発電能力の40倍にもなると紹介。その上で「日本は自然エネルギー大国ですよ」と述べ、「みなさん、原発からの撤退の一点で力をあわせ、それを強く政府に迫っていこうではありませんか」(「そうだ」の声、拍手)。「原発依存から自然エネルギー中心への大転換と同時並行で、「原発ゼロの日本」をご一緒につくろうではありませんか」(拍手)。「「世界を見てもドイツやイタリアで原発撤退の大きな流れが起きていますね。日本もこの流れに合流しようではありませんか」(拍手)。「ともに力をあわせ、みんなが安心して暮らせる日本をつくるためにがんばりましょう」(大きな拍手)。-と結びました。

※なお、このあいさつ全文は、7月3日付「しんぶん赤旗」に掲載されています。