ドイツ連邦議会(下院)は、福島第1原発事故を受け、脱原発路線に転換。原発からの撤退と、代替として風力などの再生可能エネルギーに転換する政策について議会に説明し、関連8法案を提出していました。

法律では、旧式の原発7基と故障多発の1基の計8基をそのまま廃止。残る9基については15年、17年、19年に1基づつ、21年に3基、22年に3基を閉鎖します。

法案審議で、メルケル首相は、「原子力からの撤退と再生可能エネルギーへの転換は、「コンセンサスだ」と強調し、原発を廃止して「将来の世代の生活の質を保証する経済成長を求める」と述べました。

野党側の社会民主党と90年連合・緑の党は賛成しました。左翼党は政府提案より早い2014年までの原発廃止と電力会社の公有化を提案し、法案には反対しました。

反対した党もより積極的な方向ですから、すごいことですね。いま生きている人間にも安心を、10万年後の未来人にも安心をプレゼントしたドイツ連邦議会にトリプルあっぱれ!!!