全国漁業協同組合連合会(全漁連)は29日、来月6日に都内で開く全漁連主催の「水産特区」構想に反対する集会への出席を日本共産党に要請しました。国会内で紙智子参院議員が応対しました。

集会は各都道府県の漁業代表者の参加により、「漁業者が一体となった復興をめざす緊急全国漁業代表者集会ー水産特区構想によって浜の秩序を崩壊させないために」と題して開催されます。

要請に訪れた全漁連の道下善明漁政部次長は、政府の東日本大震災復興構想会議が提言に盛り込んだ「水産特区構想」について「浜に大きな混乱を招く」と指摘。「漁業者の絆を分断し、長年にわたって積み上げてきた浜の秩序を崩壊させるものであれば、その導入は断じて容認することはできない」と述べ、集会への出席を求めました。

紙参院議員は「『水産特区』は上からの復興を押し付けるやり方で、わが党も反対。復興への希望が持てる具体的な手立てがとられるよう力をあわせてがんばりたい」と応えました。