福島県の佐藤雄平知事は27日の県議会本会議で、「原子力に依存しない社会をめざすべきとの思いを強くもつに至った」と述べ、初めて原発ゼロの姿勢を明らかにしました。有識者による県復興ビジョン検討委員会は、「原発依存からの脱却」を基本理念とした県への提言原案を確認し、佐藤知事の態度表明が注目されていました。

同知事は、「東京電力福島第一原発の事故は、、いまdあ収束の兆しが見えない極めて厳しい状況がつづき・・・原発の安全神話は根底からくつがえされた」と指摘。町村ごと避難に追い込まれた自治体の困難さや、農林水産業、製造業、観光はじめあらゆる分野で危機に直面し、「ふるさと福島が大きく傷つけられたことに断腸の思い」とのべ、転換の考えを明らかにしました。

福島県では、有識者の検討委員会の提言や県議会、県民の違憲などをふまえ、原発に依存しない産業振興や雇用確保、地域づくりなどを検討して、7月中をめどに復興ビジョンを決めることにしています。

全世界にその名を知らしめた「福島」の知事が「原発からの撤退」を表明したことは非常に重いものがあります。反省することが大事です。あまりにも大きい代償がありましたが、方向を転換して県民が一丸となって進めば、日本中、世界中の人が応援してくれるでしょう。そして、安心・安全なエネルギーの先進県になってほしい。原爆を投下された広島と長崎が平和都市として生まれ変わったように、、「自然エネルギー立県・福島」として生まれ変わってほしい。