政府の東日本大震災復興構想会議の5百旗頭真議長と竹中平蔵元総務相らが同席して震災復興を議論する討論会が27日、東京都内で開かれ、5百旗頭、竹中両氏が「『自助・自立』が基本」と意気投合する一幕がありました。

討論のまとめで竹中氏は「日本社会は『自助・自立』が基本だ」と、「公助」を否定。「先般、小泉(純一郎)さんと食事をしたら、このこと(自助・自立)を言っていた。どんな政権、どんな時代になろうとも『自助・自立』がないと社会が成り立たない。この教育がおろそかになっている。国民は賢いから『助けてやる』と言ったrっら、普通は『お金ください』と言う。そうなってしまう」と暴論を展開しました、

竹中氏の発言を受けて、25日に復興構想会議の「提言」を発表したばかりの5百旗頭氏が『自助・自立』が基本という良いお話をいただんいた。」と賛同しました。

実際、5百旗頭氏が中心となってまとめた「提言」の「結び」は、「復興が苦しいのもまた事実だ。耐え忍んでこそと思うものの、つい『公助』や『共助』に頼りがちの気持ちが生ずるしかし、たのむところは自分自身との『自助』の精神に立って、敢然として復興への道を歩むなかで『希望』の光が再び見えてくる」と明記。被災者に「自助」や忍耐を求めるなど、竹中氏と同様の主張をしています。

東電などの加害者の賠償責任などは一言も語らず、被害者に平然と負担をかぶせる冷酷な人間に、果たして復興を先導していくことができるのか、大きな疑問です。