東京電力福島原発をめぐる事故は、第1原発1号機に続き、3号機でも爆発が起こり、4号機で火災が発生し、さらに2号機では原始炉格納器の一部が破 損するというきわめて重大な事態が引き起こされている。高濃度の放射性物質が広範囲に悲惨、拡散することが強く危惧される深刻な状況である。


 

 日本共産党の志位和夫委員長は15日、菅首相に対して「緊急申し入れ」を行った。その中で、「原子力行政の推進機関と規制機関を明確に区分し、原子 力事故にあたっては推進機関から独立した規制機関が積極的な役割を担うこと」を強くもとめた。全く同感だ。「原発は大丈夫」という“原発安全神話”はいま こそ見直すべきだ。チェルノブイリの事故では3000キロの遠くまで被害が及んでいる。いまからでも遅くない。あらゆる専門家、専門家集団の英知を結集し て、事態の掌握と、危険の除去、安全対策をはかるべきである。

 





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