国道17号・大宮バイパスの上り車線。さいたま市北区日進3丁目に入ったところで、激しいラッシュだ。3車線とも大型トラックでいっぱいだ。


 この路線は通常、上り車線よりも下り車線が混んでいるので、すぐピーンときた。エネオスのスタンドが2箇所、1kmほどの間隔で営業している。この2つのスタンドに車列が殺到し、長蛇のパニックになっている。すべて「ガス欠」目前の運転手だから必死の形相だ。


 13日から目撃しているのは、「ガソリンの売り切れ」「大手スーパーの主要品目の買い溜め」「コンビニの買い荒らし」等々だ。不思議なのは、すべて “売り手市場”なのだ。売れ残っている商品に「安売り」の値札をつけない。ガソリンスタンドもレギュラーを売りつくすと「ハイオク」を当然のように売りつ ける。「スイマセン、ハイオクしか残っていませんので」と言って、済ましている。誰も抗議しないから不思議だ。スーパーでもコンビにでも売れ残りの商品は 定価で売られている。


 つまり、大衆がパニックになると、大衆のみなさんは、高いものをつかまされることになる。正月の「福袋」みたいな物かもしれない。だから、パニック になる前に冷静にお考えになられて方がいいのではないか。まさか、大震災を利用して、パニックを演出して、大もうけをしている仕掛け人はいないでしょう ね。


 「計画停電」もそうだ。停電など経験したことがない若い人は、一瞬にして気持ちが暗くなるのではないか?「電気はありがたい」から「原発はありがたい」と行く前に、じっくり考えてみてはどうだろう。





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